雨がやむまで
街全体が、ふたりの再会を待っている。
同じ傘を、ふたりの見知らぬ人が七回借りた。顔も知らないまま、持ち手に隠したメモで少しずつ近づいてゆく。天気予報は、今年最後の雨を告げていた。
物語の設定
01
場面
いつも灯りのあるコンビニと、必ず戻ってくる透明な傘。
02
人物
昼に古いカメラを直す彼女と、夜に手紙を届ける彼。
03
物語の問い
最後のメモには一言。「今度は、急いで返さなくていい」。
街全体が、ふたりの再会を待っている。
同じ傘を、ふたりの見知らぬ人が七回借りた。顔も知らないまま、持ち手に隠したメモで少しずつ近づいてゆく。天気予報は、今年最後の雨を告げていた。
いつも灯りのあるコンビニと、必ず戻ってくる透明な傘。
昼に古いカメラを直す彼女と、夜に手紙を届ける彼。
最後のメモには一言。「今度は、急いで返さなくていい」。